ライター長島啓太

スキルアップと居心地の良さが共存するコミュニティ
インタビュー力を磨くフリーランスライター長島さん

インタビュー:かも

居心地のよいライターコミュニティを掲げる『ライティングアイランド』。

主催者の佐々木舞とKPによる本格的な指導で、多数の初心者ライターが売れっ子として活躍しています。

今回は、実力とキャラクターの両方で異彩を放つ、フリーランスライターの長島さんに注目。コミュニティメンバーのかもがお話を伺ってきました!

長島さんは、大学卒業後から約10年間ウェブ広告領域で会社員として経験を積み、コロナ禍をきっかけに副業ライター活動を開始。独立して4年、現在に至ります。

画面越しでも伝わる、真面目で誠実そうな雰囲気。いかにも「デキるビジネスマン」なオーラを放っているのですが、コミュニティでは少しおちゃめな一面も見せています。

長島さんのトークを通して、ライターがコミュニティに参加するメリットや、コミュニティを有効に活用する秘訣を紐解いていきます。

インタビューライターとしてのスキルアップを求めて

ライター長島啓太

かも: すでにライターとして活躍されていますが、執筆ジャンルや得意分野はありますか?

長島さん: 主にSEO記事とインタビュー記事に対応しています。得意なジャンルはスポーツとビジネス領域です。最近は特に、企業の導入事例、ブランディングや採用を目的としたインタビュー記事を執筆しています。

かも: 幅広くお仕事の依頼があって順風満帆な印象ですが、コミュニティに参加したきっかけは何ですか?

長島さん:きっかけは二つあります。まずは、インタビューがうまくなりたかったからです。

講座などで勉強はしていますが、インタビューは独学に近いんです。自力で学びやすかったSEO記事に比べて、人と人とのコミュニケーションは学ぶ機会は限られていると感じています。

同じインタビューのやり方を学ぶにしても、自分がやってこなかった領域で活躍されている舞さんのような(※)、インタビューや話すこと自体が得意な方から何か吸収できるといいなと思いました。

※主催者の佐々木舞は、元テレビリポーター/MC。取材はもちろん、オーディションを勝ち抜いてきた経験やコミュニケーション力を活かして、案件獲得方法や交渉術まで指導できる“伝える”プロ。

長島さん:もう一つは、ライター業に関連した相談ができる環境です。フリーランスで活動していると困ったことは自分で解決しないといけない中で、執筆活動に限らず契約書の対応など幅広い問題を相談できるのはとても助かります。

ちょっとした悩みをすぐ相談できて、解消して前に進めるので、気持ちの面で大きいです。 自分の中で「そうせざるを得ないよね」と思いながら進めるのと、誰かに相談して「やっぱりそうですよね」と確認しながら進めるのとでは、気分的にも違いますね。

なので、そういう心の持ちようも含めて、相談できる環境があるのは本当にありがたいと感じています。

コミュニティを有効活用する秘訣とは

かも: コミュニティ内にもさまざまな活動がありますが、普段どんなことを意識して参加していますか?

長島さん:「宣言と報告」のチャンネル(※)を活用しています。どんなコミュニティでも、自分が活用しなければ身にならないと思っているので、すぐできることから積極的に参加するようにしています。

※コミュニティでは、チャットツール『Discord』を利用しており、トピック毎にチャンネルと呼ばれるチャットスペースがあります。「宣言と報告」チャンネルでは、メンバーが自由に毎日のやること・達成したことを報告し合っています。

長島さん:コメントを見てもらえるとわかるんですが、結構しょうもないことばかり書いています(笑)。勉強会のラジオなど、イベントにもなるべく参加しています。

かも: コミュニティの加入時期は浅いのにすぐに名前を覚えました。よくチャットにいますよね。

長島さん: 家で作業することが多いので、チャットは常に開いています。ちょっとした時間にコメントしやすいので「いつもいる人」みたいになってるかもしれないです。

かも: 他の方のちょっとしたお悩みやつぶやきにも、積極的に返信しているように見えます。意識しての行動でしょうか。

長島さん: そうですね。自分がすぐに返事をすることで、悩みが解消できて先に進めるならいいなと思っています。内容次第ですけどね。

誰かが言っていた「このコミュニティはみんな優しいので、コメントしたら必ず反応してくれる」という言葉にも共感しています。

おしゃべりチャンネルの雑談は、究極的には返事をしなくてもよいのかもしれません。それでもスタンプやコメントでリアクションもらえたらうれしいだろうなと思うので「返せるものだったらちょっと返そうかな?」という意識を持ってます。

かも:いいですね。私も返事が来ると嬉しいので、みんなで想い合っていけたらなと改めて思いました。

期待通りの学習環境で得られた意外なフィードバック

かも:実際に参加してみて、期待していた学びや相談の場としてはどうでしたか?

長島さん:期待通りでした。入ってすぐのタイミングで舞さんにインタビューをして、細かい部分まで具体的なフィードバックをいただけたんです。

舞さんからフィードバックされたのは、これまで他では指摘されたことのないポイントでした。「ここで指摘されなかったらずっと気づけなかったな」と思うような内容も多く、すごく勉強になりました。

KPさんには記事の添削をしていただいて、記事のまとめ方なども幅広く学べています。

かも:舞さんのフィードバックはどのような内容だったんですか?

長島さん:例えば「画面に近すぎる」と言われました。オンラインインタビューでは照明や音声を意識して画面に近づいていたのですが、それが相手に圧迫感を与えることに。これまで自分の映り方については指摘されたことがなくて、「ここで指摘されなかったら圧をかけたままだったな」と思います。

かも:確かに、私も「そういう視点があるのか」とハッとしました。

長島さん:座る位置や服装は気にしていたのですが、客観的に見て「自分ってそんな近いんだ」というのは驚きでしたね。自分は特にかしこまっちゃうタイプなので、相手に圧をかけていないか意識できるようになってよかったです。

想定外に得られた受注率アップと居場所

かも:コミュニティに入って、想定外によかったことはありますか?

長島さん新規案件の受注率が上がりました。応募用の自己PR文を見てもらってフィードバックを反映したら、目に見えて変化を感じました。いろんな場面で役立つことだと思うので、とてもありがたかったですね。

あと、コミュニティメンバーの皆さんが積極的に関わってくださるのは予想外でした。主催者に個別で相談するだけで、他の方と濃密に関わるイメージを持っていなかったんです。

実際入ってみると、いろいろな方からいじってもらったり、コメントを返したりしてもらえるなと感じました。

かも:いじってもらったり…とのことですが、 普段からいじられキャラですか?

長島さん:どうですかね?使い分けてるわけではなく、どっちもどっちです(笑)。

かも:長島さんといえば、プロフィールアイコンが『サザエさん』の「中島くん」なのが印象的です。間違って「中島さん」と呼びそうになるので、ツッコミ待ちなのかなって勝手に思ってたんですけど……

長島さん: 大した理由じゃないんです(笑)。コミュニティメンバーのIさんが原因なんです。

かも:あ、入会後のキャラ付けだったんですね。

長島さん:Iさんが間違って「中島くん」と呼んでいて、他の人がいじった流れで「磯野、野球しようぜ」と返したのがきっかけです。その時に「そういえば、初期アイコンから変えてなかったな」と気づいて中島君にしてみました。

かも: なるほど。Iさんとのほっこりしたエピソードですね!

ライティングアイランドでの一幕

ここで登場したIさんは、編集部の人も笑ってしまうほどの面白キラーフレーズを詰め込んだ記事を書くユーモラスなムードメーカー。

個性豊かなメンバー同士が活発にコミュニケーションをとっているので、オンラインのつながりでもワイワイした雰囲気があります(※もちろん見ているだけでも大丈夫!)。

今後の目標は新たな分野への挑戦!

かも: ライターとしての今後の目標は?

長島さん: いろいろな案件に挑戦していきたいです。これまでやってきていないジャンルにも積極的に取り組んで、ライターとして視野を広げていけたらいいなと思っています。

かも:新しい記事を読むのを楽しみにしています!

コミュニティ選びは自分に合った空気感を大切に

最後に、コミュニティ選びのアドバイスをいただきました。長島さんは「数あるコミュニティはそれぞれ空気感や目指しているものが異なるので、自分にあった場所を探すことが大切」と語ってくれました。

ライティングアイランドをおすすめしたい人の特徴は「ガツガツした意識高い系のコミュニティが苦手な方」「温かみのある方々とお互い励まし合って頑張っていきたい方」「駆け出しで不安なことが多くて、ライター全般で相談できる環境が欲しいなと思っている方」だそうです。

長島さんは個人のスキルアップだけでなく、コミュニティ全体への貢献も意識して行動する姿勢がとても印象的でした。コミュニティそのものが持つ素晴らしさだけでなく、居心地のよい環境を自ら作っていくことでライター活動もうまくいっているのかもしれませんね。

この記事を通して、コミュニティの特徴やメンバーの空気感が少しでも伝わっていたらうれしいです。